昨夜は大変懐かしい方からお電話を頂きました。
小学生時代からお世話になったピアノの恩師の姪御さん、Aさんです。
恩師、貞弘辰雄先生は当時京都にお住まいになり京都芸術大学で教鞭を執っておられました。
先生のお義姉様と私の母が友人だったご縁で、私もピアノレッスンを受けることが出来たのですが
Aさんはそのお義姉様の娘さん。
幼い頃から私の母が亡くなるまで家族ぐるみでお付き合いがありましたが、
今ではすっかりご無沙汰しておりました。
『インターネットで偶然あいちゃんのホームページを見つけて』とお電話下さったのですが
もう懐かしくて懐かしくて・・・・ 😳
ひとしきり近況を報告しあって電話を切った後、当時のレッスンがまざまざと思い出されました。
小学校の頃、大阪に住んでいた私は毎週水曜日になると重いレッスンバックを抱え
京都の比叡平にあった先生のお宅まで約2時間半!!
電車とバスを乗り継いで通っていました(一人で!)
でも音高や音大の生徒さんばかりの中、小学生の私の存在はさぞかしお荷物だったのでは・・
と、今その頃のレッスンを振り返ると先生に申し訳ない気持ちで一杯になります(><)
貞弘先生にレッスンを受けるために別の先生も付き、その上ソルフェージュの為の先生まで他に、
という恵まれた(^^;??)環境にいたのですが、
貞弘先生のレッスンの水曜日になると前の晩から胃がシクシク痛くなり、眠れませんでした。
先生はいくら私が練習不足でも理解が遅くても、決して声を荒げる方ではなかったのですが、
その静かな威圧感に押しつぶされそうになり、緊張で益々指が動かなかったのを思い出します(泣)
おまけに今では大変ありがたく拝聴できる貴重なレッスンの内容が、
当時の未熟な私には漠然と抽象的に過ぎ、とても難解だったのです~(><)
でもふと考えると、不思議と今自分が生徒さんたちのレッスンをしながら、
先生に教わったことを自分の言葉で生徒さんに伝えていることに気がつきました。
あの頃体験した技術的な壁や、曲想の表現方法、
先生の仰りたかった事を今私が少しでも多く子供たちに伝えていければ
少しはあの頃の練習不足の失礼をお許し下さるかも・・・
と、もうしばらくは自分に都合良く考えることにします(^^;
山崎あいこピアノ教室
ピアノ教室 対象エリア 太子町・たつの・相生・姫路