ーロマン派時代ー
グノー(シャルル・フランソワ・グノー)
1818年6月17日~1893年10月17日
国籍:フランス
グノーは画家を父に、ピアニストを母に、パリの名門の家庭に生まれました。
幼少の頃よりピアノを習い1836年にパリ音楽院に入学します。
パエール、ル・シュール、アレヴィなどに作曲を師事し
39年にローマ大賞を取ってローマに留学しました。
43年にパリに戻ると教会の合唱長、オルガニストとなります。
又『荘厳ミサ曲』や歌劇『サフォー』なども作曲し、57年には喜歌劇『にわか医者』で大成功します。
59年に完成した歌劇『ファウスト』はフランス・オペラの傑作となりました。
そして64年の『ロメオとジュリエット』以降は宗教音楽を作曲するようになります。
その後70年普仏戦争が勃発すると戦火を逃れてロンドンに移住しました。
合唱団を創設して宗教曲などを演奏し指揮活動を活発化させます。
そして74年パリに戻ると『ポリュクト』『贖罪』『死と生』などの宗教曲を作曲。
80年にはレジョン・ドヌール勲章を授与されます。
しかし93年パリ郊外サン・クルーで『レクイエム』を作曲中に脳卒中で急死。
75年の生涯を閉じました。
彼は19世紀後半のフランス・ロマン派オペラの代表的作曲家でした。
♦主要作品♦
【オペラ】サフォー ファウスト シバの女王 ロメオとジュリエット
【宗教曲】アヴェ・マリア