昨日は長女の定期演奏会に滋賀県まで行ってきました。
『県立芸術劇場びわ湖ホール』とても素晴らしいホールでした。
目の前には壮大なびわ湖が広がり、対岸の夜景も客船もキラキラ輝き、
ロビーからの眺めは別世界のように素敵でした。
プログラムはどの曲も大曲ばかりで聴き応えがあり、
中でも最も感動的だったのはレスピーギ作曲の『ローマの松』です。
この曲は『ローマの噴水』『ローマの祭』と共に『ローマ三部作』と呼ばれています。
この『ローマ三部作』からはレスピーギのローマへの愛情と
長い歴史を持つこの都市の奥深さを感じ取ることが出来ます。
今回の『ローマの松』では何世紀にも渡って歴史と共に歩んできた松から見た
古代ローマの風景が描かれています。
4楽章からなり第一曲目は、子供たちが松の周りで遊びまわる様子を表しています。
第2曲目は、キリスト教徒の地下墓地の入り口に立っている松の木陰から聞こえる
悲痛に満ちた聖歌が表現されています。
第3曲目は、満月の中に浮かぶ松と幻想的な月光を表しています。
哀愁の漂うクラリネットのソロは素晴らしく、
月の光をあらわすピアノ・ハープ・チェレスタはとても神秘的でした。
でも、私はなんと言っても4曲目の『アッピア街道の松』が一番好きです!
後半、新しく昇る太陽の光の中を軍隊が行進していく様子を表す部分には
感動で鳥肌が立っちゃいました。
チェレスタの演奏も生で聴けてとっても楽しかったです。
山崎あいこピアノ教室
ピアノ教室 対象エリア 太子町・たつの・相生・姫路