Legato (レガート) なめらかに
イタリア語の意味・・・結ばれた・つながれた
日常的に行われる『結ぶ』という行為、イタリアではこの言葉にLegatoを使います。
例えば、荷物をギュッと結んだり、髪を三つ編みに縛ったり、靴紐を結ぶときも
Legatoを使います。
またLegatoには『仲がいい・絆が強い』と言う意味もあり『僕と君はLegatoだよね』
『私の心は常に故郷とLegatoだ』なんて表現も出来ます。
面白い使い方では、警察官が犯人を逮捕するときに手錠をかける、
マフィアや凶悪なグループが強い結束力を持つ、こんな場面でもLegatoが使われます。
音楽用語としてのLegatoはおそらく、音と音が『結ばれている』=音と音が切れない
=なめらかに聞こえる。といった流れで意味が変化していったものだと考えられます。
演奏では、前の音と次の音が濁らないように、少しだけ音を重ねて弾けば
音と音がつながってなめらかに聞こえます。
次回はTenuto(テヌート)についてお話します