水の都ヴェネツィアはサン・マルコ広場を中心に運河が網の目のように広がる水上の街でした。11世紀には聖地エルサレム奪還のための十字軍が結成され遠征の拠点として発展し、14世紀ごろペストの被害を受けながらも10世紀ごろから始まった貿易で東方貿易を独占し豊かな財力を背景に政治経済の最盛期を迎えました。
サン・マルコ寺院や鐘楼、ドゥカーレ宮殿が集まるサン・マルコ広場は観光客で賑わい、潮の満ち引きで全く違う表情を見せていました。潮が満ちて歩けない時は歩行台が設けられ海からカモメも観光客からの餌を求め遊びに来ていました。
そして、ヴェネツィア共和国の富の象徴として9世紀に建てられた『ドゥカーレ宮殿』歴代の総督の邸宅であり政庁の場でもあったそうです。贅を尽した謁見の間を始め、どの広間もヴェネツィア派の画家たちによって描かれた天井画や壁画で埋め尽くされていました。
しかしその一方、宮殿内には裁判室や牢屋もあり裁判を受けて有罪となった罪人は暗い通路を通り牢屋に向かいます。その通路が有名な『ため息橋』の内側で罪人たちはこの世の見納めとばかりに、ため息をつきながらその通路を歩いたそうです。牢屋はとても粗末で寒く、食事を入れる穴が開いていました。
街の中は運河のほかに狭い通路も多くあり所狭しとお土産屋さんブランドショップやレストラン、BARがひしめき合い夜遅くまで賑わっていました。
そしてヴェネツィアと言えば何といっても、街並みを眺めながらのるゴンドラ✨私達はラッキーなことにカンツォーネの演奏者と同乗することが出来、アコーディオンと綺麗な歌声を聴きながら至福の時間を過ごせました。食事も魚介類がとても新鮮でおいしく特にイカ墨パスタの濃厚な味は忘れられません(´▽`*)
同じイタリアでもファッションの街ミラノとは全く違い商人が中心の活気ある街で、街の人は皆フレンドリーで陽気!娘は大喜びで色んな人とお友達なっていました。