先日、朝来市の生野銀山へ行ってきました。
生野銀山は何と平安時代初期の807年に開坑したと伝えられ、1542年但馬国守大名の山名氏により
石見銀山から採掘・精錬技術を導入し本格的な採掘がはじまったそうです。
江戸時代に入ると生野奉行が置かれ、3代将軍家光の頃には最盛期を迎え月産562Kgもの銀を産出。
1705年には『御所務山』という最上級の鉱山に指定されています。
閉山後の現在は資料館とともに坑道も見学でき、時代ごとの採掘法の移り変わりを学ぶことが出来ました。
生々しくのみの痕が残っている坑道には、手作業で掘り進められた無数の横穴が
まるで蟻の巣のように広がり、何と総延長は350km!深さは880mにもなるそうです 😯
特に鉱夫達を乗せ地中深くまで下りて行ったエレベーターを巻き上げるドラム型のケーブルは圧巻で
日本の技術と根気のいる作業の歴史に、ただただ驚くばかりでした!