先週末は京都の平安神宮に夏の夜の風物詩・薪能を観に出掛けました 😀
会場16時半・開演17時半ということだったのですが、指定席ではないため
前の方の席を確保しようと早めに平安神宮周辺に到着。
余裕だわ~、と周りを写真撮影しながらのんびり門の前まで来ると
なんと!まだ16時にもなっていないのに既に長蛇の列でした(><)
驚きながらも1時間以上並び、ようやく会場に・・・
前の方の席は既に埋まり、それでも何とか真ん中あたりの席を確保できました。
事前にあらすじをプリントしたものをもう一度復習しながら、わくわくして開演を待っていると
無情にもポツリポツリと雨が!空を見上げると不吉な黒い雲が押し寄せてきています。
するとすかさず『途中で雨が降ってまいりましたら本日の公演は中止とさせていただきます』とアナウンス。
もうあらすじそっちのけで、目の前の社殿に向かい周りの人達と拝んじゃいました(笑)
その甲斐あってか(?)どうにか雨はやみ無事開演となったのです(やれやれ^^;)
ここからの撮影は出来ませんでしたが・・・いや~!初めての薪能、本当に面白かったです! 😛
古事記でおなじみの海幸彦・山幸彦の兄弟の釣り針を巡る物語を能にした『玉井・貝尽し』
兄の釣り針を海に落としてしまい、海に探しに行く弟。
そこで龍宮の姫と恋に落ちるのですが、祝言の席に現れるたくさんのサザエやホタテ、はまぐり達。
確かこれは狂言ではなく能だったはず、と思うほど滑稽に頭に貝のかぶり物を付けた立派な装束の軍団。
この静謐な空気の中、真面目に演じるかぶり物の貝達に思わず大笑いしちゃいました 😆
その後3演目の狂言や能が続きましたが、どれも思ったより難しくなく
雅楽の鼓や笛の音も幽玄の世界に引き込まれる神秘的な響きに満ちており
改めて日本の伝統芸能の奥深さを感じることができました。