ーロマン派時代ー
エルガー(エドワード・エルガー)
1857年6月2日~1934年2月23日
国籍:イギリス
教会オルガにストを父に持ち、ウースター近郊のブロードヒースで生まれたエルガーは
親の意思を汲み法律の勉強をします。
16歳で法律事務所に就職しますが、独学で音楽を学びました。
その後グリークラブのピアニスト兼指揮者を経て1885年父親の後任として
ウースターのカトリック教会のオルガニストになります。
89年には結婚と同時にロンドンに移住しました。
90年序曲『フロワッサール』を作曲。
96年にはスタッフォードシャー音楽祭で演奏されたカンタータ『オラフ王の伝説からの情景』で
注目を集めます。
97年にはヴィクトリア女王在位60年祝典のために『イギリス行進曲』を
99年には『エニグマ変奏曲』を作曲します。
その後1900年代は大変実り多い時期となりました。
1900年初演のオラトリオ『ジェロンティアスの夢』は彼の名を広く知らしめる事となり
01年には序曲『コケイン』が書かれ、また行進曲『威風堂々』の第1番は02年に
エドワード7世の戴冠式頌歌として使われました。
04年には騎士の称号を得、05年から3年間バーミンガム大学音楽教授を務めました。
11年『戴冠式行進曲』はジョージ5世の戴冠式のための曲であります。
24年には王室楽長になり、31年には准男爵の称号を授与されました。
しかしその3年後、癌のため生まれ故郷で76歳の生涯を閉じました。
♦主要作品♦
【オラトリオ】ジェロンティアスの夢 【カンタータ】オラフ王の伝説からの情景
【管弦楽曲】エニグマ変奏曲 行進曲「威風堂々」第1番 序曲「コケイン」
【小管弦楽曲】愛のあいさつ 【協奏曲】ヴァイオリン協奏曲 チェロ協奏曲