山崎あいこピアノ教室

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[音楽の便り] 偉大なる作曲家vol.15

August 28, 2012

ーロマン派時代ー

 

ロッシーニ(ジョアキーノ・アントニオ・ロッシーニ)

 

1792年2月29日~1868年11月13日

国籍:イタリア

 

 

 

屠殺場管理人兼ホルン奏者を父に、歌手を母に持ちペーザロで生まれたロッシーニは

幼少の頃より音楽の手ほどきを受け、ボーイ・ソプラノや劇場のチェンバロ奏者を努めました。

14歳でボローニャ音楽院に入り、マッティに音楽理論を学び

1810年の卒業時から作曲家への道を歩み始めました。

ヴェネチアでオペラ『結婚手形』を発表し

14年には早くもオペラ・セリアやオペラブッファの分野で成功を収めます。

 

 

その後15年から7年あまりにわたって、ナポリ・ウィーン・ミラノの劇場のための作品を書き続け

この間には『セビリアの理髪師』『オテロ』『アルミーダ』などの大作が生み出されています。

24年からはパリのイタリア劇場の音楽監督になり、この仕事は36年まで続けられました。

そして25年にはシャルル10世の戴冠式のために書いたカンタータで

国王の第1作曲家、総監督の称号まで得たのです。

 

 

その後、36年以降はオペラ界から身を引き、終身年金を得て引退生活に入りました。

しかし39年にはボローニャ音楽院の名誉院長に就任し、

41年『スターバト・マーテル』の改訂版も完成させました。

楽天家であり食通だったロッシーニの晩年は大変優雅でありましたが、持病の尿道結石もありました。

その治療のためパリに行き、近郊のパッシーに別荘を持ち余生を送りましたが

残念ながら敗血症で76歳の生涯を終えました。

 

 

 

 

主要作品

   【オペラ】タンクレディ』 『アリジェのイタリア女』 『セビリアの理髪師』 『オテロ』

        『シンデレラ』 『セミラーミデ』 『ウィリアム・テル』

   【宗教曲】『スターバト・マーテル』  【室内楽曲】6つの四重奏ソナタ

 

 

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