ーロマン派時代ー
パガニーニ(ニコロ・パガニーニ)
1782年10月27日~1840年5月27日
国籍:イタリア
ジェノバ港の海運業従業員の子として生まれたパガニーニは
アマチュア音楽家でもあった父から幼少の頃よりヴァイオリンの手ほどきを受けました。
その後セルヴェットとコスタに師事し、11歳の時ヴァイオリニストとしてデビューしました。
またロッラにヴァイオリンを師事しようとしますが、すでにもう教わることはありませんでした。
そのせいもあって、今度はギレッティに作曲を師事し
1799年以降はイタリア広域で高度な演奏技術で演奏活動をする傍ら作曲もし成功を収めました。
しかし、やがて富と名声を得たパガニーニは色恋と賭博に耽るようになります。
そして1805年にはナポレオンの妹エリーザの招きで、ルッカの宮廷歌劇場に就任し
28年にはドイツ・オーストリア・フランスでも演奏活動を展開しますが
それまでの不摂生な生活がたたり32年頃から健康を損ないます。
さらにその後、咽頭結核を患い闘病生活を送りますが57歳にニースの地でこの世を去りました。
作曲家としては超絶のヴァイオリン技法を駆使したヴァイオリン曲が殆どで、後はギター曲くらいです。
主要作品
【ヴァイオリン曲】ヴァイオリン協奏曲第1番・2番 ヴァイオリン・ソロのための『24の奇想曲』
【ギター曲】ヴァイオリンとギターのための6つのソナタ