大阪中ノ島にあるフェスティバルホールの再出発まであと数ヶ月となりました!
昭和33年に開館されたフェスティバルホール、閉館までの50年間には4000万人が訪れ
クラシック音楽からオペラ、ポップスなど国内外の一流アーティストによる名演奏の舞台として
多くの人から愛されてきました。
実は私もこのホールには本当に多くの思い出があります。
私がまだ幼なかった頃は、大きな演奏会といえば殆どがこのフェスティバルホールで行われていました。
音楽好きだった両親に連れられ、京阪電車の淀屋橋駅から中ノ島をてくてく歩き、
いつもより少しお洒落をして出かけるのがとても楽しみだったのです。
その日は普段とは違い、いつも演奏会が始まるまでに近くのホテルで食事をするのが習わしで
私はオーケストラの演奏よりもそちらのほうがよほど嬉しかった気がします 😳
そしてこのホールのシンボルとも言うべき『牧神』のレリーフ。
歩いてくると建物の近くまで来なければ見えないのですが、このレリーフが見えたとたん、
いつも一気にワクワクする気持ちが湧き上がってきていたのを思い出します。
淀屋橋駅からホールまでは少し距離があり、子供の足で15分くらいかかっていたのですが
帰り道はなかなか演奏会の興奮が醒めやらず、
両親に夢中で感想を話しているうちに気がついたらあっという間に駅に到着していました。
一年に数回ずつでしたが、動物園や海水浴に連れて行ってもらう楽しさとはまた違い
少し気取って大人に混ざることが、その頃の私にとっては何よりも心をときめく思いだったのです。
そんな幼い頃の思い出がいっぱい詰まったフェスティバルホール。
タワー完成は今年10月。そしてホールのオープンは来年の4月10日だそうです。
こけら落としはヴェネチアにある名門オペラハウス『フェニーチェ歌劇場』の公演だそうで
チケットが取れたら是非行ってみたいと思っています 🙂
山崎あいこピアノ教室
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