ーバロック時代ー

 

ヴィヴァルディ （アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ）

 

1678年3月4日～1741年7月28日

国籍：イタリア

 

 

北イタリアのヴェネチアに生まれたヴィヴァルディは、

理髪師兼ヴァイオリニストをしていた父から音楽の手ほどきを受け

音楽にあふれた環境で育ちました。

若くして聖職者の道に入り、１７０３年２５歳の時には早くも司祭になり

また孤児院付属の音楽学校・ピエタ音楽院でヴァイオリン教師としても活躍しました。

音楽院にはオーケストラがあり、そのオーケストラのために多くの作品を書き

そこでの演奏会はヨーロッパ中に知れ渡るほどのものでありました。

 

 

 １７０５年のトリオ・ソナタ集、０９年のヴァイオリン・ソナタはヴェネチアで出版され

１１年の協奏曲集『調和の霊感』はアムステルダムで出版されました。

そして彼はその生涯に５００曲以上もの協奏曲を書き『協奏曲作曲家』として不動の名声を築きました。

 

 

 １８年からはマントヴァの地で宮廷礼拝堂楽長となりピエタはほとんど休職状態となり

２６年から２８年まではサンタンジェロ劇場の作曲家兼監督も務めました。

３５年、一旦ピエタ音楽院に復職しますが４０年には学院を去り旅に出ました。

その後の足取りは定かではなく、その晩年は貧困の内に

４１年ウィーンの馬具屋の未亡人の家で６３歳で亡くなりました。

今日でも演奏され世界中で人気の高い『四季』は作品８の『和声と創意の試み』の中の作品です。

 

 

 

 

主要作品

　【オペラ】離宮のオットー（１７１３）　皇帝になったネロ　【オラトリオ】勝利のユディータ

　【合唱協奏曲】調和の霊感　【独奏協奏曲】ヴァイオリン協奏曲「和声と創意の試み」・四季

　　ヴァイオリン協奏曲「ラ・チェトラ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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