Largo(ラルゴ)遅く
イタリア語の意味・・・幅広い・ゆったりした
真夏の昼下がりにどこまでも続く水平線を眺め
『あの水平線の向うには何があるんだろう・・・』そう思うだけで、
心の中に広々とした心地よい思いが生まれてきます。
この、雄大でゆとりある感覚がLargoです。
Largoは『横幅』を表す言葉で、広々とした情景を表します。
ではなぜ音楽用語のLargoの意味が『遅く』になったかというと、
イタリア人いわく『幅が広いということは、リズムの幅が広くなって演奏時間が長くかかるでしょ。
当然テンポも遅くなるよね』という冗談のような理屈を・・(笑)
しかし語源としてはそれが正解のようです。
この他、面白い用法として洋服などがブカブカな様子もLargoで表されます。
服を買うときお店で『Largo!』と店員さんにいうと
肩幅の広いゆったりサイズの服を持ってきてくれます。
演奏の時のLargoは、目の前に広がる大自然をイメージしましょう。
目を閉じて深呼吸しゆっくりと打つ心臓の鼓動を感じてみましょう。
そこから生まれるテンポ感こそが本当のLargoです。
山崎あいこピアノ教室
ピアノ教室 対象エリア 太子町・たつの・相生・姫路