先日、友人と姫路文学館に行ってきました。
姫路文学館は、播磨ゆかりの文人達を中心とした資料の収集や調査研究を行っています。
この日はあまり時間もなかったので、司馬遼太郎さんの生涯や作品について見学しました。
彼自身は大阪生まれなのですが、祖父の代まで姫路に暮らしていたこともあり、
自らも播州門徒の末裔としてこの地に深い愛情を注いでいたそうです。
特別に設けられた司馬遼太郎記念室では
西郷隆盛や大久保利通が西南戦争へと向かっていく経緯を描いた『翔ぶがごとく』
日露戦争へ向かう近代日本を秋山好古、真之兄弟や正岡子規を主人公に描いた『坂の上の雲』
幕末維新を先導した坂本龍馬を主人公にした代表作とも言われる『竜馬がゆく』など
おなじみの作品ごとに資料がまとめられ、直筆の原稿も展示してありました。
もちろん作品だけではなく彼の人柄や私生活についての資料も多くあり、
芸術家や作家など大変広い交友関係や執筆中における資料集めへの執念のすさまじさなど、
とても興味深くまとめてありました。
次回はもう少しゆっくり時間をとり、大正期に建てられた茶室『望景亭』や
播磨の文化を絵巻物風に展示している『播磨曼茶羅』も見学したいです。
山崎あいこピアノ教室
ピアノ教室 対象エリア 太子・たつの・相生・姫路