すっかり秋らしくなってきたので山歩きがてら、書写山に紅葉を観に行ってきました。
暖かい日が続き、例年より少し遅いようですが木々も色づき始めていました。
書写山圓教寺は、康保三年(966年)に性空上人によって開かれました。
その昔『この山に登るものは菩薩心をおこし、また峰に棲む者は六根を浄められる』
という文殊菩薩のお告げがあったらしく、
そのお告げのとおり性空上人は摩尼殿上の白山に於いて、六根清浄の悟りを得られたそうです。
その後、『西の比叡山』とも称されるように僧侶の修業の場として栄えてきました。
私の家からもそう遠くなく、季節が変るごとに訪れるのですが、
いつ訪れても、たくさんの木々に守られた静謐な空気に心が清められる気がします。
特に志納所を入ってから仁王門まで続く山道に供えられた無数の観音像は、十一面観音や千手観音
それぞれとてもいい御顔をされていて山道の疲れを癒してくれます。
本殿摩尼殿には多くの重要文化財が現存しており、年に何度か公開もされています。
こちらから見渡せる紅葉は素晴らしく、しばらく時間を忘れ魅入ってしまいました。
しばしの休息の後、映画「ラストサムライ」で有名になった食堂(じきどう)常行堂に向かい
奥の院まで足を伸ばしてたっぷり森林の香りを楽しみました。
今度はぜひ桜の季節に訪れてみたいと思います。
山崎あいこピアノ教室
ピアノ教室 対象エリア 太子・たつの・相生・姫路