この週末は自分史に残る程の大きな出来事がありました!
それは、小学校時代からお世話になっていた恩師に30年ぶりにお会いできた事です。
当時、京都芸術大学でピアノを教えておられた先生のもとへ
一人で毎週片道2時間以上かけて大阪から通った日々を懐かしく思い出されました。
毎週水曜日になると学校から大急ぎで帰宅し、大きなレッスンバッグを抱えて京阪電車へ。
京阪三条の駅からはバスに乗り換え銀閣寺の近くの先生宅まで・・遠い道のりでした。
帰りはいつも父が迎えに来てくれ、近くのレストランで夕食を食べて帰るのがお決まりで
幼い私はこのレストランでの食事につられて通っていたようなものかもしれません(^^;
その頃、先生のもとに通って来られるのは殆どが芸大の学生さんたち・・・・
実は私のような初心者が師事できるような先生ではなかったのですが
母の親友が先生の義姉という偶然で、特別に頼み込みレッスンして頂いていました。
でも、当時は先生の仰ることは私には難解過ぎた上
質問も出来ないほどカチカチに緊張し、今思えば本当にもったいないことをしていました。
先生もさぞ出来の悪い生徒でお困りになられていただろうなーと思います。
実は今でも、レッスンに向かいながら全く練習が出来ておらず胃が痛くなってきた
という夢を度々見るのです(笑)
でも今回先生にお会いしてその話をすると
「いやぁ、実は私もそうなんだよ!未だに今からリサイタルが始まるのに、
何も準備が出来ていないという夢を見るんだ」と・・・
神様のように崇めていた先生でもそうなんだ・・と一気に親しみを覚え
当時出来なかった音楽のお話をたくさんさせて頂き、今のレッスンへのアドヴァイスももらえました。
今回、先生にお会いすることが出来たのは、このホームページを見つけ
発表会にわざわざ大阪から訪ねてきてくれた先生の姪御さんのお蔭です。
長い間広島の大学教授だった先生を彼女が訪ねて行くのに便乗させて頂くことができ
本当にラッキーでした!
広島までの道中も彼女と幼い頃の思い出話に花が咲き、とても有意義でした。
先生との時間も彼女のお蔭で和やかなものとなり、ついつい図に乗って
先生のピアノを聴かせてくださーい!と厚かましいことを・・・(^^;
でも!先生は快く色々な曲を演奏してくださり、私のピアノも聴いて下さったのです♡
小学生の頃には考えられないことですが、本当に楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
ただ、帰りに「君の演奏だと、こんなものも合うと思うよ」と大量の楽譜を持たせて下さった時には
またまた幼い日のプレッシャーが蘇り、胃がきゅっと縮む気がしたのでした (;^ω^)