山崎あいこピアノ教室

姫路市網干区のマンツーマンレッスンのピアノ教室です

[Blog] 古代エジプト展

November 26, 2014

10月から神戸で開催されているメトロポリタン美術館・古代エジプト展を観に行ってきました 😀

今回は約3万点あるニューヨークのメトロポリタン美術館のエジプト・コレクションから

『女性』をテーマに選ばれた200点が来日し

古代エジプトにおいて最も有名な女性ファラオとして知られるハトシェプスト女王にまつわる品々や

愛と美と豊穣を司るハトホル女神など当時の人々の信仰を集めた女神たちの像やレリーフ

そして王家の女性たちを美しく彩った装飾品や化粧道具なども展示されており

今も昔も変わらない女性らしさを感じ、とても親近感を覚えました 。

 

 

会場では当時の女王に扮するコーナーも設けられ、素晴らしい展示に感動のあまり悪乗りし

私も恥ずかしげもなく記念に一枚。

もこもこの服の上のため太って見えますが・・・・(言い訳 ^^;)

 気分はすっかり古代エジプトに飛んでいました 😳

 

 

以下は神戸市立博物館のホームページより

 

1.ファラオになった女王ハトシェプスト

古代エジプト史上最も重要な女性ファラオとして知られる女王ハトシェプスト。今回の展示では、彼女の残した偉大な功績を、自身が造営した巨大葬祭殿の発掘品などを通して紹介します。 ハトシェプスト女王は新王国時代第18王朝5代目のファラオです。夫であるトトメス2世の死後、王位継承権を持つ継子、トトメス3世の摂政となり共同統治を行うものの、次第に実権を手にして王となりました。約20年間の在位中、内政の強化と近隣王国との交易に力を入れて国を繁栄させ、古代エジプト史に数々の功績を残しました。

2.愛と美の女神(めがみ)ハトホル

 多神教である古代エジプトには男性神とほぼ同じ数の女神(めがみ)がいました。古代エジプト人にとって最も重要だった愛と美と豊穣を司るハトホル女神(じょしん)は、雌牛の頭を持つ姿や、牛の耳や太陽円盤を載せた角の冠をつけた女性の姿で表されることが多く、テーベの西岸では西方の女神(めがみ)として崇拝されました。ハトシェプスト女王葬祭殿内に造られたハトホル女神(じょしん)礼拝堂には、女神をかたどった多くの柱像が残っています。

3.信仰された女神たち

オシリス神の妻でホルス神の母であるイシス、真実や正義、秩序を象徴するマアト、ライオンの頭を持つセクメト、ネコの頭を持つバステト、カバとライオンとワニを合成した姿で、出産を司るタウェレトなど多くの女神(めがみ)がそれぞれ重要な役割を担っていました。今回の展示では彫像やステラ(供養碑)、護符などの作品に表された女神を紹介します。

《イシス女神とアシュートのウプウアウト神の像》

Rogers Fund,1917(17.2.5)

4.王妃、王女たち

王妃は、ファラオを支え継承するために必要な存在でした。特に新王国時代は王家の女性たちが政治的にも宗教的にも影響力を持ち、存在感を高めていった時代でした。第一王妃を意味する「王の偉大な妻」として名を残したティイやネフェルティティのほか、ツタンカーメンの母とされるキヤなど後宮の王妃にちなんだ作品も展示しています。

5.王族の装身具

古代エジプトでも、女性は美しくありたいと願っていました。王家の人々に愛用された装身具の豪華な素材や様式美、高度な技術には現代の我々も目を奪われます。それらはまた、現世と来世における邪悪な力から持ち主を守る呪術的な目的にも使われていました。なかには個人の性別、地位、信心深さを示すものもありました。王妃のための金製の冠やイヤリング、腰帯をはじめ、彩り鮮やかなガラスやビーズで作られたブレスレット、襟飾りといったきらびやかな宝飾品の数々を紹介します。

《二つのガゼルの頭がついた冠》

Purchase,George F.Baker and Mr. andMrs.V.Everit Macy Gifts,1920(26.8.99)

6.王族の化粧道具

古代エジプトにおける化粧は、嗜好ではなく必然性から生まれました。乾燥や強い日差しから肌や目を守るために軟膏やアイラインを塗り始めたのが原点で、魔除けの意味もありました。王家の人々に愛用された日用品や副葬品として使われた化粧道具を紹介し、展覧会に彩りを加えます。現代にも通じるデザインに溢れていて、当時の人々の美意識の高さが伺(うかが)えます。

7.来世への信仰

古代エジプト人は、死者が冥界の旅を無事に終えることができるよう、ミイラを守るための副葬品を多数用意しました。なかでもトトメス3世の「3人の外国人の妻の墓」から発見された金製の品々や、王家の女性の顔をかたどったカノポス容器などのメトロポリタン美術館を代表する作品から、来世における永遠の幸せを願った王家の人々の死生観に迫ります。特に美しい装飾が隙間なく施された完成度の高い棺は、持ち主である女性神官ヘネトタウィの地位の高さを物語っています。内棺には様々な神に祈りを捧げる死者の姿、ミイラ板の下半分には、ミイラを覆うためのビーズネットが描き込まれています。すべてが初公開となるエジプト・コレクションの数々が、古代の女性たちの生き生きとした姿を今に伝えてくれます。

《アメン・ラー神の歌い手ヘネトタウィの人型内棺とミイラ板》

Rogers Fund, 1925 (25.3.183a, b; 25.3.184)

      

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