山崎あいこピアノ教室

姫路市網干区のマンツーマンレッスンのピアノ教室です

[音楽の便り] 偉大なる作曲家vol.37

March 21, 2013

 

ーロマン派時代ー

 

シャブリエ(アレクシス=エマニュエル・シャブリエ)

 

1841年1月18日~1894年9月13日

国籍:フランス

 

 

 

アンベールに法律家の子として生まれたシャブリエは、6歳の頃よりピアノを習い

ザボルタに師事しながら目を見張るばかりの才能を発揮しました。

15歳の時にパリに出てリセに通いながらもヴォルフにピアノを、スメに作曲を師事します。

しかし、父の意志を汲み1858年からは法律を学び、61年には内務省の官吏になりました。

 

 

ですがこうしている間にも作曲の勉強もし、60年には『即興曲』などのピアノ曲を書いており

ダンディ、デュパルク、フォーレらと交わったのもこの時期です。

その後、76年には国民音楽協会の会員になり

77年に上演されたオペレッタ『星』が好評であったことから本格的な作曲家への道を歩み出します。

 

 

80年には内務省を辞してヌーヴォー・コンセール協会の合唱指揮者になりました。

さらにスペイン旅行の印象を元に色彩的な管弦楽曲『スペイン』を作曲。

初演は大成功を収め彼の名は一挙に広まります。

87年のオペラ・コミック『いやいたながらの王様』はシャブリエの名を国外にも知らしめました。

しかし92年頃から中風を患い、生活の困窮がもたらされる中53歳パリでその生涯を閉じます。

 

 

アカデミズムに支配されない自由な作風は、機知とユーモアに溢れており

最初ワーグナーに心酔しつつもダンディをはじめとする多くの音楽家との交流や

印象派の画家達との関わりを通し、色彩的な独自の世界を作り上げていきました。

 

 

 

 

♦主要作品♦

 

【オペラ】グヴェンドリーヌ  いやいやながらの王様  【オペレッタ】 

【管弦楽曲】田園組曲  狂詩曲「スペイン」 楽しい行進曲

【ピアノ曲】絵画風小曲集  3つのロマンティックなワルツ  

【歌曲】太った七面鳥のバラード  幸福な島

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