山崎あいこピアノ教室

姫路市網干区のマンツーマンレッスンのピアノ教室です

[音楽の便り] 偉大なる作曲家vol.28

December 27, 2012

 

ーロマン派時代ー

 

スメタナ(ベドルジーハ・スメタナ)

 

1824年3月2日~1884年5月24日

国籍:チェコ

 

 

ビール醸造業者を父に持ち、リトミシュルで生まれたスメタナは子供の頃より楽才を表し

とりわけピアノに優れていました。

プルゼニのギムナジウム(進学準備学校)で学んだ後、19歳の時にプラハに赴き

プロクシュピアノと作曲を師事しました。

その後彼はトゥン伯爵家の音楽教師になり、弱冠24歳にして音楽学校を設立します。

さらにコンサートピアニストとしても活躍し、

1856年からはスウェーデンのイェーテポリ音楽協会の指揮者になります。

 

 

 

その一方で『リチャード3世』『ハーコン・ヤール』などの作品も書き

61年に帰国すると、プラハに結成された芸術家連盟の音楽部長の要職に就きます。

それと同時に合唱団『ひびき』、プラハ国民劇場の指揮者にもなり多忙な日々を過ごします。

民族的なオペラ『売られた花嫁』が初演されたのは66年のことで

68年にはチェコ国立劇場の起工式でオペラ『ダリボル』を上演します。

 

 

 

しかし74年、49歳の時に歌劇『二人のやもめ』を作曲した後、聴覚障害を起こします。

足掛け5年間をかけた大作『わが祖国』をほとんど聴こえない中で79年に完成させますが

梅毒にも蝕まれていた彼は84年錯乱状態に陥り廃人同然となり

プラハの精神病院で60年の生涯を終えました。

最後は悲惨な運命でしたが、彼は立派なチェコ国民楽派の創始者でありました。

 

 

 

♦主要作品♦

 

【オペラ】  売られた花嫁  ダリボル  【管弦楽曲】連作交響曲『わが祖国』(ヴィシェフラード  

       モルダウ  シャルカ  ボヘミアの森と草原から  ターボル  ブラニーク)

【室内楽曲】 弦楽四重奏曲 第1番「わが生涯より」

 

 

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