ーロマン派時代ー
アダン(アドルフ・シャルル・アダン)
1803年7月24日~1856年5月3日
国籍:フランス
パリ音楽院のピアノ科教授を父に持つアダンは幼少の頃から音楽的環境に育ちました。
1817年パリ音楽院に入学しボイエルデューに作曲を師事します。
25年にはローマ賞2位を獲得し、29年歌劇『ピエールとカトリーヌ』を作曲し
歌劇の作曲家としての活動を開始します。
36年にはオペラ・コミック『ロンジェモーの郵便屋』で人気作曲家になり
その後も歌劇を作り続けその数は40以上にも及びます。
しかし今日ではアダンの名が知られているのはバレエ作品で
全14曲の中では特に『ジゼル』と『海賊』はバレエの世界では人気が高い作品です。
その後44年には学士院会員になり、49年にパリ音楽院のピアノ科教授に就任します。
52歳にパリで亡くなりますが、彼は19世紀のパリで一世を風靡した作曲家でありました。
クリスマスソング『オー・ホーリー・ナイト』も彼の作品で
日本では賛美歌第2編219番に『さやかに星はきらめき』という邦題で掲載されています。
♦主要作品♦
【バレエ】ジゼル 悪魔と四人 海賊 【オペラ】ロンジュモーの郵便屋 我もし王なりせば
ニュルンベルクの人形劇 【宗教曲】オー・ホーリー・ナイト