昨日は小正月恒例の『とんど焼き』が行われました。
前日から地域の方々が、田んぼに木や藁、茅、竹などを使ってやぐらを組み
お正月飾りや書初めで飾り付けされていました。
この『とんど焼き』日本全国に伝わるお正月の火祭り行事で
一般的には旧暦のお正月1月15日に行われます。
飾り付けしたやぐらを燃やし、残り火で竹にさした団子やお餅を焼いて食べ
その年の無病息災・五穀豊穣を祈ります。
地方によって呼び名が異なり『どんど焼き』や『どんどん焼き』とも呼ばれるそうです。
また、燃やした書初めの紙が高く舞い上がると習字が上手になり、
勉強も出来るようになるとの言い伝えもあり、毎年娘の失敗した書初めまで大量に燃やしますが、
効果の方はまだ先のようです(笑)
さて『とんど焼き』・・別名として『左義長(さぎちょう)』とも呼ばれてるそうです。
大昔、平安時代の宮中で清涼殿の東庭に青竹を束ねて立て毬杖(ぎっちょう)3本を結び
その上に扇子や短冊などを添え、陰陽師が謡いはやしながらこれを焼いたという行事・・
それが民間にも伝わり、とんど焼きとなったと言われているそうです。
現在は、場所の確保も難しく、市販のお正月飾りにも針金やプラスチック製品が増え
環境を考えると燃やしにくくなり、行事自体なくなる地域も増えてきたそうです。
実は私自身は新興住宅地で生まれ育ち、とんど焼きを姫路に来るまで全く知りませんでした。
しかし、毎年各家々からお正月飾りやお餅を持ち寄り、わいわい賑やかに行われるこの伝承行事・・
地域の輪も広がり、また一年心新たに頑張ろう!!という気持ちにさせられます。
これからも大切にみんなで守っていければ・・・・と強く願います。
山崎あいこピアノ教室
ピアノ教室 対象エリア 太子町・たつの・相生・姫路