- 規模は播州で最も大きく、神輿が3台、屋台18地区、壇尻4地区、獅子舞1地区、
- 提灯練り7地区が参加しています。とくにこの提灯練りが有名で提灯祭とも呼ばれています。
各地区から宮を目指して連なってきた提灯行列は、
参堂をまるで光の波のようにゆるやかに進んで行きます。
桜門前にさしかかると一転、提灯を掲げた青竹を空高く激しく叩き合わせます。
1基残らず壊されてもなお、何度も竹をぶつけあい、
伊勢音頭をうたいながら円陣になって地をつく所作を繰り返します。
提灯祭りの由来は、三柱の神(神功皇后、応神天皇、玉依姫命)が乗り移られた三基の神輿が、
お旅所に渡る道中の御神灯にと、御旅提灯を差し出したの がはじまりだそうです。
今日の本宮には、18台の屋台や壇尻、獅子壇尻などが練り出され、
「チョーサ!」の掛け声で屋台を高く差し上げる屋台練り、獅子舞、
それに壇尻舞台の上で披露される壇尻芸など多彩な奉納芸が見物でした。
今年は、私の甥っ子がこの屋台の乗り子になっていました。
この『乗り子』ひとつの屋台に4人ずつおり、昔から小学5年生の男の子と決まっているそうです。
練習もさることながら、それぞれとても立派な仕度を整えて準備し、お祭りに臨むのですが
この地方では『乗り子』になるのはとても名誉なことだそうです。
あいにく雨模様のお天気でしたが、参加者や見物人は気にも留めず熱く熱く燃えていました。