山崎あいこピアノ教室

姫路市網干区のマンツーマンレッスンのピアノ教室です

[音楽の便り] 音楽用語 vol.2

September 29, 2011

 

piano(ピアーノ)弱く

 

イタリア語の意味・・・静かに・慎重に・平らな

 

 

pianoは音楽用語においては『弱く』という意味ですが、

それよりまず思い浮かぶのは、楽器のピアノだと思います。

これは1700年頃、イタリアでピアノが発明された時に付けられた名前、

『グラヴィチェンバロ・コル・ピアーノ・エ・フォルテ

(意味・強弱を付けられるチェンバロ)に、由来しています。

 

イタリアの日常でpianoと言うと、例えばお母さんが口に食べ物をほうばる子供に

piano!』(ゆっくり食べなさい!)と使ったり、

ずっと平らで、なめらかな道が続くことを『この道は、ずっとpianoだ』と使ったりします。

 

そして音楽用語のpiano、これは『弱く』と言っても決して委縮して弾くのではありません。

慎重に、全神経を指先に集め、美しい弱音を響かせることが大切です。

そういう意味では、フォルテの強い音よりもpianoの音のほうが

より繊細に神経を使わなければいけないかもしれませんね。

 

 

                   次回は、Crescendo(クレッシェンド)についてお話します

 

 

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